離婚の回避と夫婦の関係
長い人生では、自分以外にも大勢の夫婦に出会い、それぞれ違う道を進みます。私の知り合いの中で、離婚しているのは私だけで、他の人達は何とか乗り越えたりしていますが、その違いは何かということを考えてみたことは何度かあります。やはりいちばん大きなことは、お互いの絆の強さということでしょう。それは子供がいるという具体的な絆や、経済的にひとりでやっていく自信がないなどの負の絆なども含めてですが、それでもそこには愛情があり、相手を思う、おもいやりがあるからこそ、別れないということや、相手がひとりになるとやっていけないだろうという哀れみのような場合も大きいと思います。中には家庭内暴力の問題で妻の女性を何度も入院寸前にまでさせていた人もいましたが、今はそれも治り事業も成功していたりしています。
一時は酷かったのですが、結局は離婚しませんでした。そのような例は精神的な病気という面もありますが、やはり愛情が、そこには残っていたのではないかと思います。相手の後ろ姿が可哀想だということでしょう。他にも性格がまったく反対で、ひとりは几帳面で、もう一人は大雑把だという性格的な不一致の家庭も何組かあり、これも結構多い例です。最初は愛情で、それらを乗り越えるのですが、月日が経つに従い、それが我慢できなくなり、他の事情もあり、ぶつかりだすということですが、そのような例を見て、自分たち夫婦のことも考えてみると、そこに親しき仲にも礼儀ありという部分が非常に大きいのではないかと思いました。相手が自分の思い通りに動くと誤解してしまうということです。それを勘違いしないことが大切でしょう。